
画像一致点検出技術 |
概要
画像間での一致点の検出処理
本技術は、各々のビットマップ画像から抽出された特徴点パターン情報のみを比較して一致点を検出します。
このため、画像を構成する画素の画素値または、画素値をフィルタリング演算した結果同士を比較するのに比べて、圧倒的に少ない処理量で一致点検出を行えます。
一致点検出処理を用いた高品位画像生成
本技術をデジタルスチルカメラに適用すれば、露出違いで撮影された一連の画像をコンポジット処理することにより、ダイナミックレンジが広くて、かつ階調性が豊かで、ノイズも少ない画像記録を実現します。
画像のさまざまなノイズ(ランダムノイズ、圧縮時のブロックノイズやモスキートノイズ)だけでなく、画像の傾きや拡縮(像倍率の変化)に対しても有効です。
一致点検出によるコンポジット処理

ご提案例
- 対象物の動きに追従するズーミング
- デジタルビデオカメラへの応用(手持ちでの歩行撮影、パン・ティルト撮影)
- 車載用ビデオカメラへの応用(ドライブレコーダーなど)
本技術は、従来の演算量が膨大になる、複数の画素値同士を直接比較する画像一致点検出手法(SAD*など)とは異なり、簡易な処理手順で正確かつ高速に画像の一致点検出を行う画像一致点検出技術です。
本技術の特長は、画像の絵柄に応じて自動的に見つけやすい部分が特定され、その位置を記録するということが行われ、しかもその特徴的な情報は数値(パターン番号)と座標値(パターン位置)の羅列であるため、画像データそのものを比較するのに比べて処理コストが圧倒的に少ないという点です。(特許第4689758)