クオリティアップ技術

解像度補間技術

継ぎ目のない滑らかな画像拡大を実現

本技術は、画像構成点の間を滑らかな曲線で補間する演算手法を用いることで、拡大率に依存しない高品位な画素補間を提供します(Real Zoom Technology [リアルズームテクノロジー])。

画素補間アルゴリズムとしてニアレストネイバーやバイリニア、バイキュービックが広く用いられています。これらは 「 ニアレストネイバー < バイリニア < バイキュービック 」 の順に滑らかな結果を得ることができますが、補間時にノイズが生じてしまい、拡大画像に継ぎ目が見えてしまう問題があります。また、補間点は周辺画素の中間値となるため、拡大画像がぼやけてしまうという問題もあります。

本技術は、いかに光学的な拡大方法に近い演算を行うかという点に着目することで、従来アルゴリズムの課題である拡大時に生じるノイズやボケなどが少ない滑らかな画像拡大を実現しています。

明瞭化

輪郭部分のメリハリをコントロール

本技術は、被写体のエッジ等の細部を鮮明にし、あるいは逆に柔らかくすることができます。
ローカルコントラストとも呼ばれる技術で、一般的なコントラスト処理が写真全体に影響するのに対し、隣接する画素情報を解析し局所的なコントラスト調整が行われます。
強めることで被写体の細部のディティールが誇張され、写真表現として用いる場合、霞掛かった風景写真をクリアに仕上げることや、被写体をくっきりと立体的に仕上げることができます。建造物のクラックを強調させるような応用も可能です。

ご提案例

デジタルカメラ全般、スマートフォン、アクションカメラ、ウェアラブルカメラ、ドライブレコーダー、監視カメラ、ドローンなどに最適です。
ソフトウェアでのご提供のほか、お客様の動作環境に合わせた組込みシステムのご相談も承ります。