バリで有名な演舞で「ケチャックダンス」というものがあります。ほとんど声だけでリズムを作りそれに合わせて舞踊が行われる言わばバリのオペラや歌舞伎のようなものでしょうか。
ケチャックダンスは「ウルワツ」寺院というところで行われていました(上記写真参照)。半島の先端にあるのがその寺院となりますが、駐車場は半島の根っこの方にあるのでそこからは歩きとなります。

「ケチャックダンス」の行われる「ウルワツ寺院」まで歩いて行く途中、ガイドさんに猿に注意するように言われました。食べ物はもちろんのこと、帽子やカメラなどもひったくって行って しまうようですし、怒らせると結構強いらしいです。落ちている木の枝で地面を叩きながら歩いていると猿は怯えて近づいて来ません。どうやらそのように躾けられているようです。
猿の容姿は南国っぽい(オラウータンっぽい？？)ものを期待していましたが、日本の猿に似ていますね。期待はずれでしたが親近感も沸いてきました。

日が暮れると同時に半島の高台にあるステージでケチャックダンスは始まります。「ケチャックダンス(ケチャとも呼ばれています)」は呪術的な意味での踊りとしてバリ島に伝わってきました。
私が見たのは古典的なものではなく従来のケチャックを芸能化し判りやすくアレンジしたものだと思います。失念しましたが、何部かに、構成が分かれていて言葉がわからなくても手元の案内用紙(日本語) を見ながらストーリーが判るようになっていました。この辺りは外国人向けの日本の歌舞伎と似ていますね。今回は海の街「ヌサ・ドゥア」界隈のご紹介でしたが次回は実は山も面白いバリ。山の街 「ウブド」とその独特の色彩感覚溢れた街の様子をご案内できればと思っています。