SILKYPIX Developer Studio
SILKYPIX Developer Studioはデジタルカメラで撮影されたRAWデータから高品位な映像を生成するRAW現像ソフトです。
RAWデータは、センサーが捉えた光量をそのまま高い精度で記録しているので、色々な写真へと仕上がる非常に多くの可能性を持っています。
その可能性の中から自分が本当に求める1枚の写真を見つけることができる。それがSILKYPIXのRAW現像です。
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SILKYPIX Developer Studio
SILKYPIX Developer Studio
デジタルモノクロ写真入門 其の弐
1.自分で仕上げることができるのがRAW現像の良いところ
銀塩モノクロ写真では現像からプリントまでを自分で行っている方も多いと思います。しかし、専用の機材や暗室など特殊 な環境が必要です。実際私も自宅でプリントをしたくて暗室を作ろうと思ったこともありますが、水周りや家庭の事情などで 諦めたという経緯があります。現像液の廃液処理なども悩みの一つでした。
ですので、モノクロプリントとは言えラボにお願いしてプリントしていました。しかし調子など焼きの指定は細かい所まではなかなか伝わらず どこかで妥協していた部分もあると思っています。
デジタルになり、RAWデータから自分で現像を行うことができるようになると調子や明るさなどを自分で調整できるようになりました。 勘や経験からだけでは無く、画面を見て実際のプリントイメージに近い形で写真を追い込むことができる。気軽に始めることができるように なったのではないかと感じています。
2.デジタルモノクロ写真
これは私の主観ですが、従来から様々なメディアなどで指摘されていたデジタルの階調性やダイナミックレンジの狭さなどは、ここ最近RAW現像ソフトやカメラ内現像技術のおかげで 実用的な所まで拡がってきているような気がします。
特にハイライト部分の粘りなどは何年か前には考えられなかった位向上しています。また家庭用プリンターも手頃な価格で良いものが たくさん発売されていますので、ここではお気軽に紹介していけたらと思っています。それどころか銀塩カラー・モノクロとデジタルの両方を使い分けることができる楽しい時代に 生まれたと思っています。
3.デジタルモノクロ現像
デジタルモノクロ現像ではパソコンを使用し画質の最適化を行うなど、銀塩プリントと現像方法こそ異なりますが目的は同じだと思っています。
まず、仕上げたいイメージが頭の中にあって、それに近づけていく作業が現像だと思いますのでできるだけ自由な発想でオリジナルを追求していただければ と思っているのですが、その取っ掛かりとして下では基本的な事項として「レベル調整で明るさをコントロールする」をご紹介しています。あくまで仕上げ方、 考え方の一例ですのでご参考程度にご覧いただけたらと思います。

レベル調整で明るさをコントロールする
1.作例画像について
SILKYPIXで開いた状態ではカラーで表示されます。

昨年、PMA(アメリカのカメラショー)へラスベガスへ行った時に寄った「バレー・オブ・ファイヤー」と呼ばれているネバダ州の公園です。
砂漠の中にあるので天気はとても良いのですが、明るすぎて光の回り込みが激しく全体的に軟調に撮影されてしまいました。
2.モノクロモードに切り替える
カラーのプリセットからモノクロモードに切り替えヒストグラムを確認します。

ヒストグラムを見るとグラフの左右に余裕があります。グラフの右側が黒、左に行くに連れて白を現しているのですが、この写真では完全な黒も白も無い中間調のグレーだけの状態 となっているのが判ります。今回の画質調整ではデジタルの0から255階調をできるだけ使い、メリハリの付いた写真に仕上げたいと思います。
3.トーンカーブでシャドウ・ハイライトを設定する
ヒストグラムを表示させたままトーンカーブをの左下の点を右に、右上の点を左に設定します。

この時、ヒストグラムの動きに注目してください。真ん中にあった山が左右に広がってグラフが左右にくっついてくると思います。これは写真の中に完全に黒い部分と白い部分ができた ことを現しています。


写真的には、黒い部分と白い部分ができ、メリハリの付いた仕上がりになってきているのではないかと思います。
4.完成
全体的な仕上がりを見た結果、最後に調子を硬調気味に設定しました。最初の写真と比較すると明暗の差がはっきりとしメリハリのついた写真に仕上がっているのではないかと 思います。もし、今回ご紹介した調整例は、プリントしてみた結果シャドー部が締まらない・ハイライトが重たいなどと感じた時にお試しいただければと思います。

SILKYPIX Developer Studio 主な特徴

高性能なRAW現像エンジン
高性能なRAW現像エンジン
SILKYPIX Developer Studioは、フォトグラファーのRAW撮影を協力にバックアップするRAW現像ソフトです。
パソコンの強力な演算能力を駆使した高品位映像の作成を実現。デジタルカメラで発生する高彩度色境界の不自然なエッジや微細構造部分の偽色を抑制、高感度撮影時の色ノイズの軽減により滑らかで清潔な映像を生成することができます。
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優れた色再現性と高解像度
優れた色再現性と高解像度
様々な光源下での正確な色再現を行うために、多くのテスト映像を撮影。それによって得られる複数のカラーマッチングデータから生み出された独自のカラーマッチングロジックを搭載し、正確な色再現性と高階調を実現しています。適切なホワイトバランスの設定によりシーンに適した色作りが可能です。
また、ハイライト部分で色相の回転を押さえ込む機能を搭載。より自然な映像作りを楽しめます。
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快適な操作性と高いパフォーマンス
快適な操作性と高いパフォーマンス
従来のフォトレタッチソフトとは異なり、SILKYPIX Developer Studioはフォトグラファーの皆様に満足していただけることを最善としています。RAW現像におけるあらゆる用途を想定し、使いやすい操作性を研究、実現しています。ウィンドウの配置をカスタマイズし、より使いやすいオリジナルの画面を作ることも可能です。
また、CPUへの最適化を行うことで、PCの性能を最大限に活かして現像処理を行います。
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豊富な機能
豊富な機能
写真現像において必要とされる様々な機能を搭載。露出やホワイトバランスの調整など基本的な機能はもちろんのこと、高度な色変換技術やレンズ収差補正、デジタルカメラ特有のノイズを清潔に除去できるなどRAWの持つ情報を有効に活用し現像を行います。
機能の詳細につきましては製品プロダクトサイトをご覧ください。
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豊富なカメラ対応
豊富なカメラ対応
カメラメーカーの最新機種に迅速に対応。
また、複数のメーカーに幅広く対応しているので、RAW現像のために何本もソフトをインストールする必要がありません。
RAWデータ対応カメラにつきましては、製品プロダクトサイトをご確認ください。また、JPEG / TIFFデータは、対応カメラ以外のカメラで撮影されたものでも現像することができます。
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市川ソフトラボラトリー