露出補正
露出補正は画像の明るさを調節する機能です。
RAWデータでの露出補正はJPEGをフォトレタッチソフトで明るさを調節するのとは異なり、明るさを変更しても画質が劣化しません。
RAWデータでの露出補正はJPEGをフォトレタッチソフトで明るさを調節するのとは異なり、明るさを変更しても画質が劣化しません。
逆光で暗く写ってしまったシーンを補正
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ワンちゃんが海に入って遊んでいますね。水面が明るくキラキラしてカメラは全体的に明るいと判断してしまう為、自動露出ではワンちゃんが暗くなってしまう事がありますね。いわゆる逆光の状態です。 この場合カメラでプラスに露出補正を行うべきなのですが舌をペロッと出した所でシャッターを切りました。この様なシャッターチャンスを優先させなければいけない場合、カメラの露出補正を行う時間が無い場合があるかと思います。 そのままですと主被写体のワンちゃんは影のように暗く写ってしまっており、表情などが良く見えません。SILKYPIXでRAW現像時に明るく補正することでワンちゃんの表情や毛並みなどが適正な露出になりましたね。 |
露出オーバーで色が白く抜けてしまった部分もマイナス補正で再現
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森の中など、暗い所での撮影の場合はカメラの自動露出では明るすぎる場合があります。 青が綺麗なカワセミの背中の部分も露出 がオーバーになってしまった事により色が抜けて白くなってしまっています。JPEGデータですと、このように一度白とびさせてしまった部分の色や階調を再現することは不可能ですが、RAWデータの場合はある程度とんでしまった部分を再現することができます。それはRAWデータには白とびしてしまった部分以上のハイライト情報を持っているため露出補正により引き戻すことができるのです。 |
微妙な明るさの調節をすることで妥協の無い露出の写真を
カメラの露出設定などでは1/3段ステップなど大雑把な露出補正しかできない為、被写体によってはどの露出も適正でない事もあります。
SILKYPIXでは0.1EV(1/10段)や0.01EV(1/100段)ステップでの露出微調整を行う事ができます。
美しいプリントを仕上げる為に、妥協の無い露出の追及をRAW現像で行ってください。
SILKYPIXでは0.1EV(1/10段)や0.01EV(1/100段)ステップでの露出微調整を行う事ができます。
美しいプリントを仕上げる為に、妥協の無い露出の追及をRAW現像で行ってください。
RAW現像の露出補正では画像が劣化しません
RAW現像はフォトレタッチとは異なり、調整を施しても画像の劣化が起こりません。
下の例ではSILKYPIXと一般的なフォトレタッチソフトで明るさを変更した後のヒストグラムです。SILKYPIXではRAWデータ、フォトレタッチソフトではJPEGデータを調整しています。
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フォトレタッチソフトのヒストグラムを見るとグラフが櫛状になっています。これは明るさの調節によって情報が間引かれ画質が劣化したことを意味しています。 |
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SILKYPIXで露出補正した後のヒストグラムでは、綺麗に連続して繋がっており、画質が劣化していない状態です。 |