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ハイライトコントローラは、ハイライト部分の色づくりをコントロールする機能です。
この機能はR,G,Bの色組み合わせのどれかが飽和するハイライト領域での色クリップの方針を制御することができます。
![]() 【色彩重視/輝度重視】 【彩度重視/色相重視】 彩度重視/色相重視は「色彩重視/輝度重視」で色彩を優先した場合に、さらにその色彩を彩度、色相のどちらを優先 して仕上げるかを制御する機能です。 上の例ように、ピンク色の花はR値(赤色)が飽和することでハイライト部分の色相が赤っぽくなってしまうことが あります。この場合、「彩度重視/色相重視」にて色相を強調した設定を行うことにより色相の回転してしまうのを防 ぐことができます。また、このような色相を優先した処理は、人肌のハイライト部分で肌色が黄色く色づいてしまう場合 にも効果的です。
![]() ダイナミックレンジ拡張は明るい部分の階調を圧縮してハイライト表現を行うための機能です。 この機能を使用することで、ハイライト表現の階調を滑らかにしたり、ハイライトのディティール を表現 したりすることができます。上の例ではSILKYPIX JPEG Photographyの露出補正により、白く とんでしまった花の部分のディティールや色彩 が再現されています。これによりハイライトとシャドウ部 を両方活かした画づくりが可能となります。
![]() 撮影時に白とびさせてしまった部分を復元する機能です。RAW データは、画像として白とびしている部分でも情報自体は記録されている場合があります。この場合、現像時にアンダーに露出補正することで、RAW に記録されている階調を復元することができます。しかし、センサーが飽和してしまった部分に関してはアンダーに現像しても復元することはできません。明部補償は、このようなセンサーが飽和してしまった部分の明度情報をより感度の低いセンサーの情報を用いて復元することができます。上の例では夕日の中心部分が白とびし、穴の開いたような輪郭が現れていますが明部補償で補うことにより自然なハイライト表現となっています。 |