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処理対象コマの表示は、2種類の表示ウィンドウでおこないます。 1つは、処置対象コマの一覧をサムネイル表示する「サムネイル・ウィンドウ」で、もう1つは選択されたコマのみを大きく表示する「プレビュー・ウィンドウ」です。 「プレビュー・ウィンドウ」は2分割して、2つのコマを比較したり、1つのコマで異なる現像パラメータで調整した結果を比較したりする機能を提供します。 SILKYPIX® Developer Studio Pro8 / SILKYPIX® Developer Studio 8には、この2種類のウィンドウの組み合わせで5つの表示モードが用意されています。 ![]()
サムネイル表示モードでは、メイン・ウィンドウの中に「サムネイル・ウィンドウ」を配置して、「プレビュー・ウィンドウ」は非表示とする表示モードです。 ![]()
プレビュー表示モードでは、メイン・ウィンドウの中に「プレビュー・ウィンドウ」を配置して、「サムネイル・ウィンドウ」は非表示とする表示モードです。 ![]()
コンビネーション表示モードでは、「サムネイル・ウィンドウ」と「プレビュー・ウィンドウ」の両方を同時に表示します。 「サムネイル・ウィンドウ」と「プレビュー・ウィンドウ」の配置は変更できます。 配置の変更は「サムネイル・ウィンドウ」を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューの「メインウィンドウに配置」以下に存在するサブメニューでおこなえます。 表示設定の「コンビネーション表示時の設定」では「サムネイル・ウィンドウ」の配置と共にそのスクロール方向が変更できます。 「サムネイル・ウィンドウ」と「プレビュー・ウィンドウ」の間をドラッグする事で「サムネイル・ウィンドウ」で表示可能なコマ数やサムネイルのサイズを変更できます。 詳しくは「3.3.3. サムネイルのサイズの変更」をご参照ください。 さらに、「プレビュー・ウィンドウ」「サムネイル・ウィンドウ」にはそれぞれ特殊な表示モードが存在します。
「プレビュー・ウィンドウ」を全画面表示にするモードで、ツールバーの全画面プレビューボタン ![]()
「サムネイル・ウィンドウ」をフローティング・ウィンドウで表示するモードです。 フローティング・ウィンドウへの変更は「サムネイル・ウィンドウ」上を右クリックする事で表示されるコンテキスト・メニューから設定できます。 フローティング・ウィンドウ状態の「サムネイル・ウィンドウ」のスクロール方向はコンビネーション表示モードでのスクロール方向にしたがいます。 特殊な表示状態の場合、ツールバーのサムネイル表示モードボタン ![]() ![]() 3.1. 表示モードの切り替え 「サムネイル表示モード」、「プレビュー表示モード」、「コンビネーション表示モード」の切り替えは、いつでもメニューの[表示(V)]か、もしくはツール・バーのアイコンを使用して切り替えることができます。 「サムネイル表示モード」で、選択コマをダブルクリックした場合には、「プレビュー表示モード」に表示を切り替えます。 3.2. プレビュー・ウィンドウ 「プレビュー・ウィンドウ」は選択されたコマのプレビュー画像を表示するウィンドウです。 選択したコマのプレビュー画像を表示させて、画像の全体を見たり、画像の一部を拡大してチェックしたりすることができます。 3.2.1. マルチプレビュー 「プレビュー・ウィンドウ」には画面を左右に分割して、2画面で表示するマルチプレビュー機能があります。 3.2.2. 操作モードと表示位置・倍率の変更 マルチプレビューには2つのモードがあり、ここでは代表的な3つの活用方法を紹介します。 いろいろと応用して活用してください。
2画面のうち、左画面がメインプレビューとなり、右画面が参照プレビューとなります。 メインプレビューには現像パラメータの調整対象となる選択コマが常に表示されます。 参照プレビューに表示するコマの選び方は何通りかありますが、いずれの方法で選択しても、参照プレビューのプレビュー表示は比較用で、現像パラメータの編集をおこなうことはできません。
複数の画像から、最もよく撮れたシーンを選ぶ場合などに活用してください。
現像パラメータの調整をおこなう過程で、パラメータの調整前と調整後の比較などに活用してください。
2画面のいずれにも現像パラメータの調整対象となる選択コマが表示されます。 3.2.1.1. 操作方法 2つの画面の表示位置や倍率は任意に設定することができますので、1つの画面は画像全体を表示して、もう1つの画面は一部を拡大表示するなどの使い方ができます。 写真のなかの重要な2箇所を拡大表示して、パラメータの調整量を決めるような手法も使えます。 マルチプレビューへの切り替えは、ツール・バーの 3.2.1.2. 参照プレビューコマの選択方法 ![]() マルチプレビュー表示の状態では、画面の上部に図のようなアイコン・バーが表示されます。 これらのアイコンで、モードの変更やプレビュー表示の変更をおこなうことができます。 ![]()
参照プレビューには、メインプレビューコマと異なるコマを表示することと、メインプレビューと現像パラメータの異なる同一コマを表示させることができます。
アイコン・バーの ![]() ![]()
サムネイル・ウィンドウで、切り替え対象のコマの上にマウスを移動すると、コマの右下に ![]() このアイコンをクリックすることで、指定のコマを参照プレビューに表示することができます。 また、[Alt]キーを押している状態でコマをクリックすることでも、指定のコマを参照プレビューに表示することができます。
サムネイル・ウインドウが表示されている状態では、[Alt + 方向キー] でもコマを切り替えることができます。
メインプレビューと参照プレビューに同じコマが表示されている場合、アイコン・バーの ![]() ![]() また、 ![]() プレビュー表示は、表示位置や倍率を変えて画像の各部をチェックするための機能と、プレビュー表示の上でのマウス操作によって現像パラメータの調整をおこなう機能を備えています。 プレビュー表示上でおこなうマウス操作の目的は、「操作モード」で切り替えます。 「操作モード」には、表示位置や倍率を変更するタイプのツールと、現像パラメータの調整をおこなうためのツールの2種類があります。 表示位置や倍率を変更する操作モードは、「フィット表示」、「ズームツール」、「ルーペツール[拡大+]」、「ルーペツール[縮小-]」、「手のひらツール」のいずれか1つが必ず選択されます。 「フィット表示」は表示が画像全体に固定されるモードで、他の4つのツールは、それぞれの方法でプレビューの表示位置と倍率を変更することができます。 現像パラメータの調整をおこなうためのツールには、「露出補正ツール」、「グレーバランスツール」、「黒レベルツール」、「肌色指定ツール」、「回転ツール」、「倍率色収差補正ツール」、「シェーディング中心ツール」、「スポッティングツール」、「トリミング領域設定」「部分補正ツール」の10種類があります。 いずれか1つが選択されるか、もしくは未選択となります。 これらのツールは、表示位置や倍率を変更する操作モードと併用されます。 ![]() プレビュー表示位置・倍率の変更をおこなうには、いくつかの方法があります。 3.2.2.2. マウス操作による表示位置・倍率の変更 ここでは、プレビュー表示上でマウス操作によって変更する以外の方法を説明します。
ツール・バーの「操作モード」アイコンをクリックすると、プレビュー表示の操作モードと表示倍率を変更するためのメニューが表示されます。 また、メニューの[表示(V)]-[表示倍率(V)]で開かれるサブメニューや、プレビュー表示上で右クリックすることで表示されるコンテキスト・メニューにも表示倍率を変更する項目が列挙されます。 これらのメニューから表示倍率を変更することができます。
プレビュー表示の下部に、表示倍率変更用のスライダー・コントロールがあります。 スライダー・コントロールは、スライダー、ドロップダウンリスト、エディットボックスの3つのコントロールで構成され、これらを使用して任意の表示倍率を設定することができます。
「操作モード」が「フィット表示」以外の場合に、プレビュー表示の右部と下部にある垂直と水平方向のスクロールバーが有効になります。 これらを使って表示位置の調整がおこなえます。 プレビュー表示上のマウス操作と機能の関係は、操作モードで決定されます。 操作モードは、「フィット表示」、「ズームツール」、「ルーペツール[拡大+]」、「ルーペツール[縮小-]」、「手のひらツール」の5つです。 それぞれの操作モードで、どのように表示位置・倍率の変更をおこなうか説明します。
プレビュー表示領域に選択されたコマの画像全体が表示されるモードで、ウィンドウのリサイズをおこなった場合でも、ウィンドウに合わせて表示倍率が自動的に調整される操作モードです。 このモードでは、以下のマウス操作をおこなうことができます。
操作モードが「フィット表示」の場合でも、メニューなどからの表示倍率の変更は可能であり、表示倍率が変更された場合は自動的に「ズームツール」に操作モードは切り替わります。
![]() 非常に高速に、プレビュー表示の拡縮・移動をおこなうことができますので、是非操作をマスターしてください。
![]() 他の多くのソフトウェアでも採用されている操作モードですので、この動作に慣れている方にお勧めします。 [Alt]キーを押しながら操作すると拡大ではなく、縮小動作をおこないます。
![]() 他の多くのソフトウェアでも採用されているマウス操作モードですので、この動作に慣れている方にお勧めします。 [Alt]キーを押しながら操作すると縮小ではなく、拡大動作をおこないます。
![]() [Ctrl]キーを押しながら写真をクリックすると、クリックした場所を画面の中心に位置付けて拡大をおこないます。 [Alt]キーを押しながら写真をクリックすると、クリックした場所を画面の中心に位置付けて縮小をおこないます。
![]() コンビネーション表示、またはプレビュー表示で、調整中の画像の初期状態が確認できます。 3.2.4. 簡易プレビュー表示 調整中の画像を表示した状態で、プレビューの右下角の ![]() ![]() ![]() ![]() プレビュー・ウィンドウのプレビュー表示は、全体をいち早く表示するための簡易現像処理をおこなう簡易プレビュー表示と、現像結果の出力画像とまったく同じ本現像処理をおこなう本現像プレビュー表示の2つの方式を並行処理しておこなわれます。 プレビュー表示の更新が必要な場合、最初に高速に簡易プレビュー表示をおこないます。 それと同時にバックグラウンドで部分的に本現像を並列処理し、本現像処理が完了した部分の表示ブロックを自動的に差し替えて更新していきます。 選択コマの切り替えや、現像パラメータの変更をした場合、最初は少し粗い画像表示され、順次精細な画像に切り替わっていくのがわかると思います。 現像パラメータの調整作業は、必ずしも本現像の結果を確認しなくとも、簡易プレビューが表示された段階で工程を確定させて作業を進めていくことが可能です。 簡易プレビュー表示では、高速化のために以下に示す簡易現像処理のみがおこなわれます。
この他の処理については、簡易現像・本現像ともに同一の処理をおこないますので、露出補正、ホワイトバランス、調子、彩度の調整は簡易プレビュー表示においても正しく反映されます。 3.2.5. 本現像プレビュー表示 ![]() これにより、本現像プレビュー表示処理中は部分的に簡易プレビュー表示の画像と、本現像プレビュー表示の画像が混在することになります。ソフトウェア下部のステータス領域の一番右に ![]() 本現像処理が全ての部分の置き換えを完了すると作業中マーク ![]() 表示設定の「プレビュー表示形式」で「簡易現像結果のみを高速に表示する」を選択した場合には、100%未満の表示倍率での本現像プレビュー表示をおこないません。 これにより、プレビュー更新に伴うCPUの負荷と、メモリの消費を抑えることができます。 搭載メモリの少ないPCやノートブックPCをお使いになる場合には、この設定が効果を発揮するでしょう。詳しくは、「9.2.3. プレビュー表示」をご参照ください。 ![]() プレビュー表示モードまたはコンビネーション表示モードで表示されるプレビュー表示に、グリッドを表示することができます。 メニューから [表示(V)]-[グリッド表示] を選択してください。グリッド表示のON/OFFの切り替えができます。 グリッド表示がOFFの場合でも、現像パラメータの「回転・デジタルシフト」カテゴリのパラメータを調整中は、自動的に一定時間の間だけグリッドが表示されます。 この機能の設定については、「9.2.3.3. グリッド設定」をご参照ください。 ![]() グリッド表示中に、コントロール・キーを押しながらマウスの左ボタンをクリックするとグリッドをつかんで移動できます。 また、コントロール・キーを押しながらマウスの左ボタンをダブルクリックすると初期位置に戻ります。 ![]() グリッド表示中には、「グリッドの設定」ダイアログが表示されます。 このダイアログで、グリッド間隔の調整、グリッドの移動、そしてグリッド表示位置の初期化がおこなえます。
![]() コンテキスト・メニューの[背景色]から、プレビュー表示時の背景色を選択できます。 はじめの設定では、「グレー(初期設定)」が設定されています。この「グレー」以外に、「白」、「黒」と「18% グレー」の計4色から、背景色をクリックして選択することが可能です。 ![]() メニューの[オプション(O)]-[表示設定(D)]を選択すると、「表示設定」ダイアログが表示されます。 ダイアログの右手中段にある「フォルダを開いた時のプレビュー表示モードの動作」の中の「背景色」から「グレー(初期設定)」、「白」、「黒」と「18% グレー」の計4色から選択することが可能です。 3.3. サムネイル・ウィンドウ サムネイル・ウィンドウでは、コマを複数選択し、選択した複数コマに対する一括した操作がおこなえます。 3.3.1. コマの複数選択の方法 3.3.1.1. 任意の複数コマを選択 [Ctrl]キーを押下しながらコマを左クリックすると、現在選択されているコマの選択状態を残しながらクリックされたコマも選択状態になります。この操作を繰り返すと、任意のコマを複数選択することが可能です。 3.3.1.2. すべてのコマを選択 [Shift]キーを押下しながらコマを左クリックすると、現在選択されているコマを先頭に、クリックされたコマまでを選択状態にします。 [Ctrl]+[A]キーまたは、メニューの[編集(E)]-[すべてのコマを選択]で、全コマ選択をおこなうことができます。 3.3.1.3. 複数コマ選択時における「代表コマ」の変更方法 ※ プレビュー・ウィンドウがマルチプレビュー状態の場合は、複数コマを選択することはできません。 複数コマ選択時に、他の選択コマより枠の色が明るくなっている「代表コマ」と呼ばれるコマが存在します。 プレビュー・ウィンドウには代表コマの画像が表示されます。 代表コマについては、「7.7. 複数選択コマに対する操作」をご覧ください。 代表コマの選択・変更方法は、表示モードまたは表示設定の「サムネイルのスクロール方向」の設定により異なります。 表示設定のサムネイルのスクロール方向については、「9.2.2.1.2. サムネイルのスクロール方向」をご覧ください。
[←]、[→]キーを押すことで、代表コマの変更ができます。 なお、[↑]、[↓]キーを押すと、複数コマの選択状態が解除されます。
[↑]、[↓]キーを押すことで、代表コマの移動ができます。 上記の操作方法は、選択コマが複数行、複数列にわたっている場合においても同一です。なお、[←]、[→]キーを押すと、複数コマの選択状態が解除されます。 ![]() サムネイルが並ぶ順序の設定をおこないます。 3.3.3. サムネイルのサイズの変更 メニューから [表示(V)]-[サムネイル表示設定]-[サムネイルの並び替え] を選択するか、もしくは「表示設定」ダイアログの[サムネイルの並び替え]をクリックすると、「サムネイルの並び替え」ダイアログが表示されます。 「サムネイルの並び替え」ダイアログで、どのような順序でサムネイルを並び替えるかのルールを設定します。 3.3.2.1. 各コントロールの解説 ![]()
この設定に従ってサムネイルが並び替えられます。 上に記載されているソートキーが優先して採用されます。 「昇順」は小さい値から大きい値の順を示しますが、マークの場合は、マークが設定されているコマが先で、マークが設定されていないコマが後という順序を示します。 「降順」は「昇順」とは逆の順序を示します。 各項目の「昇順」「降順」のセルをクリックすると、「昇順」と「降順」を切り替えることができます。
ソートキーとして追加可能なキーの一覧が列挙されています。 項目を選択して(3)のボタンをクリックすることによって、(1)のリストに移動され、並び替え時に適用されるようになります。
(2)で選択されているソートキーを(1)のリストに追加します。
(1)のリストで選択されているソートキーをリストから削除します。
(1)のリストで選択されているソートキーの適用順序を1つ上に移動します。
(1)のリストで選択されているソートキーの適用順序を1つ下に移動します。 ![]() 画面右上部の「サムネイルのコマの横幅」スライダーで、サムネイルのサイズを変更することができます。 ![]() サムネイル表示を上または下へ配置している場合、プレビュー表示とサムネイル表示の境界線の内、右端から3分の1の範囲へマウスポインタをあわせて、 ![]() また、残りの3分の2の範囲へマウスポインタをあわせて、 ![]() サムネイル表示を右または左へ配置している場合、プレビュー表示とサムネイル表示の境界線の内、下端から3分の1の範囲へマウスポインタをあわせて、 ![]() また、残りの3分の2の範囲へマウスポインタをあわせて、 ![]()
3.4. 選択コマに対する操作 ![]() 各コマには操作や管理のために、予約・マークを付けることができます。 サムネイル上やプレビュー画像上で右クリックすると、予約・マークの選択や、設定された予約・マークの解除ができるコンテキスト・メニューが表示されます。
![]() 「予約・マークの全解除」を選択すると設定したマークや操作が全て解除されます。 設定したマークを個別に解除する場合には、コンテキスト・メニューから解除するマークや予約を選択してください。 なお、レーティングを除き (※1)、予約・マークの設定、解除はステータスバーに配置されたアイコンを選択することで変更することもできます。 ![]() 設定できる組み合わせは、以下の通りです。 (A) 削除予約またはコピー・移動予約のいずれか ※1 レーティングの設定方法の詳細については、「3.4.3. レーティング」をご参照ください。(B) 現像予約 (C) ユーザーマーク1[青] (D) ユーザーマーク2[緑] (E) ユーザーマーク3[赤] (F) レーティング[星最大5つ] (※2) ※2 サムネイルのコマの横幅が「129ピクセル」以下の場合、レーティングは表示されません。 ![]() SILKYPIXのプロテクトとは、処理対象画像のRAWデータファイルそのものの属性を設定するものではありません。 3.4.3. レーティング SILKYPIXのプロテクトは、SILKYPIXの操作の中で、ファイルの移動と削除を禁止し、現像パラメータの変更を禁止します。 プロテクトされているコマは、サムネイル表示やステータス・バーに ![]() 「プロテクト」の設定と解除は、サムネイルやプレビュー表示上で右クリックすると表示されるコンテキスト・メニューからおこなうか、もしくは「現像設定」サブコントロールでおこないます。 「レーティング」で星の数を設定することにより、画像の等級付けができます。 また、設定されたレーティングは、「1クリック選別」、「処理対象コマの選別」、「サムネイルの並び替え」などで選別をすることができます。 設定したレーティングは、JPEG/TIFF画像ファイルに保存する際に、付帯情報として保存することができます。 (※) ※ JPEG/TIFF画像ファイルへの設定方法の詳細については、「9.1.4. JPEG・TIFFに記録する付帯情報 」の「(3) 撮影時設定、現像パラメータなどを記録しない」をご参照ください。 3.4.3.1. 「レーティング」の設定と解除 ![]() サムネイル表示では、それぞれのコマの下部にある ![]() ![]() ※ 複数のコマへ一括で操作をおこなう場合 ※ 複数のコマを選択した状態で、いずれかのコマの下部にある ![]() 複数のコマを選択した状態で、いずれかのコマの下部にある ![]() ![]() プレビュー上で右クリックすると表示されるコンテキスト・メニューの「レーティングの設定」の中から、設定したい星の数のメニュー項目を選択して設定します。 「レーティングなし」を選択すると、設定している星を解除します。 ![]() 「画像のプロパティ」の「レーティング」項目にマウスポインタを合わせて、 ![]() ![]() ![]() また、 ![]() = 設定したレーティングを現像(保存)結果に反映しない場合 = 星の数を指定している状態で、「現像時に記録しない」へ ![]() なお、星の数が指定されていない状態では、「現像時に記録しない」は無効となり、操作できません。 このため、 ![]() [OK]ボタンをクリックすると、設定した内容を「レーティング」へ反映して、「レーティング」ウインドウを閉じます。 [キャンセル]ボタンをクリックすると、操作した内容は反映せずに、「レーティング」ウインドウを閉じます。 3.4.3.3. 「レーティング」によるサムネイルの並び替え ![]() サムネイル上のレーティングの表示・非表示の切り替えをおこなうことができます。 サムネイル上で右クリックをして、コンテキスト・メニューを起動します。 ![]() ![]() 操作対象として複数のコマが存在する場合、 ![]() ![]() ![]() 現在選択されているコマの画像を回転します。 ![]() ![]() ![]() マークをつけたコマや選択されているコマなど、処理対象コマの一部を選別して表示することができます。 コマの選別は2つの方法でおこなうことができます。 メニューの[表示(V)]-[処理対象コマの選別]を選択すると表示される「処理対象コマの選別」ダイアログから選別条件を指定する方法と、サムネイル・ウィンドウの右下隅に配置された ![]() ![]() ![]() 「選別表示」の解除もこれらのダイアログやポップアップ・ウィンドウからおこないます。 処理対象コマが選別されると、タイトル・バーには、「選別表示」と表示されます。 「選別表示」モードでは、選別されていないコマは一時的に処理対象からはずされます。 「選別表示」を解除すると、すべてのコマが処理対象コマとなる状態に戻ります。 ファイルやフォルダを新たに開いた場合や、追加して開いた場合には、自動的に「選別表示」は解除されます。 「選択コマを閉じる」機能でコマを個別に閉じる場合には「選別表示」は維持されます。 3.5. パラメータ・コントロールやサブコントロールの配置 パラメータ・コントロールやサブコントロールは、メインウィンドウの左右、タブ・ページ、コントロールボックスに配置したり、メイン・ウィンドウから独立したウィンドウとして表示するなど、配置を自由に変更することができます。 フローティング・ウィンドウをドラッグして配置位置を調節する場合、近くに他のフローティング・ウィンドウが存在する場合に自動的にフローティング・ウィンドウを並べる機能が働きます。 自動的に並べられたフローティング・ウィンドウはグループとして一括して移動することができます。 表示方式の変更は、各サブコントロールの右上にある ![]() コンテキスト・メニューについては、「0.1.7. コントロールの配置方法」をご参照ください。 これらの機能を活用して、作業しやすいようにウィンドウの配置をカスタマイズしてみてください。 3.5.1. 配置の種類 配置方法の種類として、以下の5種類があります。選択できる配置方法は、コントロールごとに異なります。 3.5.2. パラメータ・コントロールの配置
メインウィンドウ左側のインフォメーションボックス内に配置されます。 ナビゲーターやヒストグラムはインフォメーションボックス内の上部に、その他のコントロール類は下部に配置されます。
メインウィンドウ右側のインフォメーションボックス内に配置されます。 ナビゲーターやヒストグラムはインフォメーションボックス内の上部に、その他のコントロール類は下部に配置されます。
メイン・ウィンドウから独立したウィンドウとして表示されます。
常時表示することが可能なサブコントロールは、「コントロール・ボックス」に配置することが可能です。 「コントロール・ボックス」には複数のサブコントロールを配置できます。 「コントロール・ボックス」に配置したサブコントロールは、「パラメータ・コントロール」にあるアイコンやメニューから選択する事で、見える位置にまでスクロールされます。
カテゴリ選択アイコンで表示されるサブコントロールを「タブ・ページ」に表示することが可能です。 「タブ・ページ」に表示できるサブコントロールは、常に1種類に限定され、カテゴリ選択アイコンをクリックすることで、表示されるコントロールを切り替えることができます。 「パラメータ・コントロール」は、以下の3種類の配置方法から選択することができます。 3.5.3. サブコントロールの配置
各サブコントロールは、 3.5.1. 配置の種類 に示したように、5種類の配置方法から選択することができます。 ただし、配置可能な方法は、サブコントロールの種類により異なります。 各サブコントロールの配置の初期状態は、「4.1.2. テイスト・パラメータ」をご参照ください。 このコンテキスト・メニューには、(A) 配置状態を変更するメニュー に加えて、(B) 各サブコントロール独自の操作メニュー も併せて表示されます。 コンテキスト・メニューに表示される各サブコントロールのメニュー項目を以下に示します。
![]() サブコントロールをコントロール・ボックス内に配置した場合、画面を有効に使用するために、テイストのみを表示させて選択することができます。 サブコントロールの右上に表示された ![]() たたまれた状態のサブコントロールをもとに戻すには、 ![]() フローティング・ウィンドウとして表示されているすべてコントロール類は、自由に配置することができます。これらのコントロールを揃えて並べることや、グループとして一括して移動することができます。 3.5.5. コントロール配置の登録と復元
フローティング・ウィンドウをマウスでドラッグして表示位置を調整する場合、他のフローティング・ウィンドウの辺に近づくと、自動的に近くの辺に吸着します。 この機能を活用して、フローティング・ウィンドウをきれいに揃えて並べることができます。 吸着したフローティング・ウィンドウ同士は、グループとして一括して移動することができます。
吸着したフローティング・ウィンドウ同士は、グループとして一括して移動することができます。 フローティング・ウィンドウの表示位置を変更する場合、移動対象となるフローティング・ウィンドウのタイトル・バーをドラッグします。 この時に、タイトル・バーの左半分をドラッグすると、そのフローティング・ウィンドウの属するグループのすべてのフローティング・ウィンドウを一括して移動します。 タイトル・バーの右半分をドラッグするか、もしくは、[Ctrl]キーを押しながらドラッグすると、移動対象となるフローティング・ウィンドウのみを移動します。 タイトル・バーの上にマウスを移動させると、マウスカーソルの表示が左半分では ![]() ![]() マウスカーソルの形状を見て、いずれの動作となるかを判断してください。 各コントロールの配置を登録しておき、登録されている配置データを選択することで各コントロールの配置を復元することができます。 目的別に各コントロールの配置を登録しておくことで、使用状況や操作目的に応じてコントロールの配置を切り替えながら使用することができます。 3.5.5.1. コントロール配置の登録 メニューから [オプション(O)]-[コントロール配置の登録] を選択することで、コントロールの配置を登録することができます。 3.5.5.2. コントロール配置の復元 メニューから [オプション(O)]-[コントロール配置の復元] を選択することで、登録されたコントロールの配置に復元することができます。 3.6. フローティング・ウィンドウの表示/非表示切り替え フローティング状態で表示されているサブコントロールを一括して非表示にしたり、元の状態に戻したりする機能です。 画面上にサブコントロールがたくさん表示されていて、プレビュー表示やサムネイル表示が見にくい場合に一時的に非表示とすることを目的としています。 この機能はショートカットキー(F9が初期値)にのみ割り当てられています。 この機能を使用して非表示状態にした後で、他の方法でサブコントロールを表示させますと、この機能を使用して元の状態に戻すことはできなくなります。 3.7. コマの状態を示すアイコン 各コマの状態や、設定された予約・マークは、サムネイル表示とステータス・バーにアイコンで表示されます。
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