SILKYPIX
ニュースリリース

高品質RAW現像エンジンのSDK「SILKYPIX SDK(仮)」を発表

2005年6月3日
株式会社 市川ソフトラボラトリー

 株式会社市川ソフトラボラトリー(所在地:千葉市美浜区 代表取締役社長: 市川芳邦)は、「SILKYPIX® Developer Studio 1.0」に搭載しているRAW現像処理 エンジンをSDK化し、一般公開すると発表した。
※公開時期については現在未定

 今回発表した「SILKYPIX SDK(仮)」は「SILKYPIX® Developer Studio 1.0」の RAW現像エンジンを提供して欲しいという様々な企業の要望から開発がスタートした もので、このSDKを使用することにより、製品である「SILKYPIX® Developer Studio 1.0」に搭載されている全ての機能を使用したアプリケーションの開発が 可能になります。

なお、先日発表された「インテル(r) Pentium(r) D プロセッサ」にも最適化された 最新のRAW現像エンジンを採用している為、同プロセッサを搭載したPCでは大幅に 処理速度が向上します。
関連記事>http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/news050527.html

※RAW現像処理とは
デジタル一眼レフカメラや一部のコンパクトデジタルカメラに搭載されている 画像形式「RAWデータ」を高品質のJPEGやTIFFに変換・保存する処理のことです。

対応開発言語

  • C++
  • Basic

SDKを使用して開発されたアプリケーションの動作条件

本SDKを組み込んだアプリケーションでRAW現像機能を使用する場合は 使用するPCに以下の動作条件を必要とします。

  1. 製品「SILKYPIX® Developer Studio 1.0」と同等の動作環境
    http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/product/environment.html
  2. 製品モードとして動作していること
    (試用期間内もしくは正規ライセンスの認証が済んでいる状態)

SILKYPIX Developer Studio 1.0について

 『SILKYPIX Developer Studio 1.0』は、デジタルカメラで撮影されたRAWデータから、通常のJPEGやTIFFの撮影では得られない高品位な画像を生成(現像)するソフトです。

特徴

  1. 高解像度、高分解機能
    高彩度色境界における不自然なエッジ、微細構造部分に乗る偽色、高感度撮影における色ノイズ、などを徹底的に抑制した、高い解像度と高い色分離性能
  2. 高い色分離性能
    高彩度境界において、ジャギや疑似輪郭、偽色の抑制
  3. 理想的な周波数応答
    周波数帯域による限界解像度のバラつきによって発生する、モアレ等の抑制
  4. 低偽色
    高度なピクセル値予測ロジックによって、様々な原因により発生する偽色の抑制
  5. 高感度撮影時のS/N向上
    暗い被写体を高感度で撮影する際に発生するイメージセンサーのノイズ(デジタルカメラ特有の色ノイズ)の抑制
  6. ハイライト部色相ずれ抑制
    ハイライト部分で色相が回転してしまう現象の抑制
  7. リニアリティの高い再現性
    独自の色作りを行うことなく、素直で彩度リニアリティの高い映像が出力可能

株式会社市川ソフトラボラトリーとは

 1988年の設立以降、画像処理を主として研究開発を行い、日本ソフトウェア大賞を獲得した「デイジーアート」や家庭用プリンタへのバンドル等で累計約300万本を出荷している「デイジーコラージュ」などを発売している画像処理ソフトウェアハウスの老舗。
企業向けの技術提供も行っており、モジュール単位でのライブラリ提供などでデジタルカメラ業界をはじめ、DPE業界からアミューズメント業界まで幅広い分野への技術提供を行っている。

お問い合わせ

株式会社市川ソフトラボラトリー
千葉県千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンビルCD5F
Tel:043-296-8075、Fax:043-296-8079
URL:http://www.isl.co.jp



広報担当:小松 隆之[silkypix@isl.co.jp]


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