フリンジ除去機能の搭載

フリンジとは、高輝度(明るい)部分に隣接する低輝度(暗い)部分のエッジに本来存在しない紫や緑といった色づきがおこる現象を指します。SILKYPIX DSP6、DSP5ではノイズリダクションのタブページにフリンジ除去機能を搭載し、フリンジを除去することが可能となりました。

フリンジ除去機能を動画で紹介

SILKYPIX機能紹介-フリンジ除去編- SILKYPIXのフリンジ除去は、スライダーで除去する量を決めるだけのお手軽機能です。 MOVIEを大きな画面で見る

作例：白いものの周辺のフリンジ

白く明るい部分の周りに本来は存在しない輪郭が出てしまうことがあります。これがフリンジです。紫色の輪郭として現れる場合が多いのでパープルフリンジと呼ばれる場合もあります。フリンジ除去ではこの輪郭を緩和することができます。

作例：水面の影響によるフリンジ

ラインパーツの部分に紫（パープルフリンジ）、水面が反射している部分に緑のフリンジ現象が確認できます。フリンジ除去を適切に調整することによって、フリンジによる色づきを除去することが出来ます。

作例：水面の輝点に出るフリンジ

水面の反射部分にピンクのフリンジが出ています。これも緩和させることができます。

作例：金属のように輝く被写体でのフリンジ

逆光の「ギラッとした瞬間」は美しくシャッターチャンスですが、輝点にフリンジが出てしまうことがあります。この写真において輝いている部分は、鑑賞する側の目に留まりやすい部分ですのでフリンジを除去しましょう。

作例：長い輪郭でフリンジが目立ってしまう例

レールにパープルフリンジが出ています。長い輪郭でフリンジが出てしまうと非常に目立ちますのでこのように緩和すると違和感がなくなります。

作例：木の枝や葉の周辺に見られるフリンジ

木の枝や葉などの空抜けの部分でもフリンジはよく見られます。大判プリントした場合などは非常に目立ちますので除去しましょう。