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ハイライトコントローラ
ハイライトコントローラは、ハイライト部分の色づくりをコントロールする機能です。

この機能はR,G,Bの色コンポーネントのどれかが飽和するハイライト領域での色クリップの方針を制御するもので、

という3つのコントロールがあります。

輝度・色彩コントロール
輝度・色彩コントロールはハイライト部分の色作りを、色彩と輝度とのどちらを優先して仕上げるかを制御する機能です。

次の例は、花に強い光が当たってハイライト部分が存在するRAWデータを輝度・色彩コントロールを色彩を優先(図1-1)、輝度を優先(図1-3)、またはその中間(図1-2)に設定し現像した結果です。
図1-1のように花の色彩をより強調したい場合には色彩を優先した設定を行い、逆に、図1-3のように当たっている光の眩しさを表現したい場合には輝度を優先した設定を行うといった ハイライト部分の制御が可能となります。
色彩優先 中間設定 輝度優先
色彩優先(設定値:0) 中間設定(設定値:128) 輝度優先(設定値:256)
図1-1.色彩優先(設定値:0) 図1-2.中間設定(設定値:128) 図1-3.輝度優先(設定値:256)

もう一例紹介します。
ハイライトコントローラは明るい部分への色をコントロールできるため、夕焼けシーンなどで威力を発揮します。
次の例は、夕焼け空を、色彩を優先(図2-1)、輝度を優先(図2-3)、その中間(図2-2)に設定し現像したものです。
色彩優先 中間設定 輝度優先
色彩優先(設定値:0) 中間設定(設定値:128) 輝度優先(設定値:256)
図2-1.色彩優先(設定値:0) 図2-2.中間設定(設定値:128) 図2-3.輝度優先(設定値:256)

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彩度・色相コントロール
彩度・色相コントロールは輝度・色彩コントロールで色彩を優先した場合に、さらにその色彩を彩度、色相のどちらを優先 して仕上げるかを制御する機能です。

次の例ように、オレンジ色の花はR値(赤色)が飽和することでハイライト部分の色相が黄色っぽくなってしまうことがあります。
この場合、彩度・色相コントロールにて色相を強調した設定を行うことにより色相の回転してしまうのを防ぐことが可能となります。
また、このような色相を優先した処理は、人肌のハイライト部分で肌色が黄色く色づいてしまう場合にも効果的です。
彩度優先 彩度優先・色相優先 中間 色相優先
彩度優先(設定値:0) 中間設定(設定値:128) 色相優先(設定値:256)
図3-1.彩度優先(設定値:0) 図3-2.中間設定(設定値:128) 図3-3.色相優先(設定値:256)

逆に、彩度を優先させる設定が有利な場合もあります。
下のハチとコスモスの例では、色相よりも彩度を優先することで、ピンク色と黄色を上手に再現しています。
彩度優先 中間設定 色相優先
彩度優先(設定値:0) 中間設定(設定値:128) 色相優先(設定値:256)
図4-1.彩度優先(設定値:0) 図4-2.中間設定(設定値:128) 図4-3.色相優先(設定値:256)

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明部補償
撮影時に白とびさせてしまった部分を復元する機能です。

RAW データは、画像として白とびしている部分でも情報自体は記録されている場合があります。
この場合、現像時にアンダーに露出補正することで、RAW に記録されている階調を復元することができます。
しかし、センサーが飽和してしまった部分に関してはアンダーに現像しても復元することはできません。 明部補償は、このようなセンサーが飽和してしまった部分の明度情報をより感度の低いセンサーの情報を用いて復元する機能です。

次の例(図5-1)は木や地面に露出を合わせて撮影したRAWデータを露出補正せず現像したものです。図5-2はの露出補正を-2EVに設定し 現像したものです。空と雲の階調が復元され、レンズフレアも確認できます。さらに図5-3では明度補償を使って、明部の復元を行いました。
この処理により、空と雲とがより詳細に復元されました。

さらに図5-4は、図5-1の画像に図5-3の画像の空と雲の部分を合成して作成した画像です。
復元された空と雲、そして木と地面の両方に露出が合ったRAWデータからの現像による階調性をフルに生かしたサンプルと言えます。
図5-1.明度補償(設定値:0)、露出補正なし 図5-2.明度補償(設定値:0)、露出補正-2.0 図5-3.明度補償(設定値:128)、露出補正-2.0
図5-4.図5-1と図5-3とを合成した画像
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