ニュースリリース

オンライン会議で "目を見て" 話せる!
リアルタイム視線補正&画質調整技術「WATCHMe」を開発しました

2021年6月8日
株式会社市川ソフトラボラトリー

株式会社市川ソフトラボラトリー(所在地:千葉市美浜区 代表取締役社長:市川芳邦)は、オンライン会議で "目を見て" 話せるリアルタイム視線補正&画質調整技術「WATCHMe」を発表しました。
「WATCHMe」は、コロナの感染拡大に伴い、Webカメラを利用したWebミーティングが世界中で開催されている中、 Webカメラの画質に満足していない、視線が合わないことの不便・不満を解消するべく開発された仮想Webカメラユーティリティです。Webカメラとアプリケーションの間に介在するため、まるでWebカメラに機能が増えたようにリアルタイムに画質補正や、視線補正がおこなえます。

リアルタイム視線補正&画質調整技術「WATCHMe」

機能概要

オンライン会議では、インカメラが液晶モニター上部に位置する為、液晶モニターに映る相手を見て話すと、相手に送られる自分の映像は目線がうつむきがちに逸れたものとなってしまいます。
「WATCHMe」は、リアルタイム映像へ事前に撮影しておいたカメラ目線の目の画像をリアルタイム合成(コンポジット)し、相手から見たときに目線が合うような映像を作り出します。また、明るさ・色合い等の画質を補正する機能も搭載しています。

「WATCHMe」コンポジット処理の概要

※画像一致点検出技術(特許第4689758)について

弊社の「画像一致点検出技術(特許第4689758)」は、演算量が膨大になる、複数の画素値同士を直接比較する差分絶対値和とは異なり、簡易的な処理手順で画像から特徴点の検出をおこない、その検出点を比較することで正確かつ高速に画像の一致点検出をおこなう技術です。本技術は、画像の特徴点情報を算出して保持する「特徴点検出アルゴリズム」と、得られた特徴点同士を比較して移動ベクトルを出力する「一致点検出アルゴリズム」からなります。画像の絵柄に応じて自動的に見つけやすい部分を特定し、その位置を記録します。その特徴的な情報は数値(パターン番号)と座標値(パターン位置)の羅列であるため、画像データそのものを比較するのに比べ軽量・高速な処理を実現しています。

「画像センシング展2021」出展のお知らせ

「WATCHMe」をはじめ、国産画像処理ソフトウェアハウスのパイオニアとして、弊社は多くの画像処理技術を保有しております。本展示会ではその一部をデモンストレーションを交えてご紹介します。

名称 画像センシング展2021
日時 2021年6月9日(水)~11日(金) 10:00~17:00
会場 パシフィコ横浜 展示ホールD
神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
ブースNo. ブース番号 51

お問合せ

会社名 株式会社 市川ソフトラボラトリー
e-mail press@isl.co.jp
TEL 043-296-8075
ウェブサイト https://www.isl.co.jp/watchme/
プレス向け素材 https://www.isl.co.jp/news/materials.html