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5.1 1コマ現像 現像設定・サブコントロールまたはツールバーにあるボタンをクリックすると、「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。 ここで、現像結果を保存するファイル名の指定と、保存のための各種設定を行います。 5.1.1 保存する画像のピクセルサイズ 1コマ現像時に保存する画像のピクセルサイズを指定して拡縮画を保存するように指定することができます。 5.1.2 ファイルの種類拡縮して保存する場合には、ピクセルサイズを指定してください。 指定されたピクセル数に拡縮されて保存されます。 5.1.1.1 画像保存サイズの履歴からの選択 現像対象コマの100%の画像サイズ、前回現像処理した際の保存サイズ、そして他のコマへの現像処理も含めて使用された画像保存サイズの履歴の一覧から保存サイズの選択ができます。 前回現像処理した画像と同じサイズで記録したい場合、他のコマと記録サイズを合わせたい場合にここから選択すると便利です。 ただし、ここでリスト表示される保存サイズは、現像対象コマとアスペクトが一致するもののみです。 本ソフトウェアでは、JPEGでの保存のみになります。 5.1.3 アンシャープマスク現像の結果の保存時にアンシャープマスクをかける事ができます。アンシャープマスクは現像処理の後の結果に対してかかります。量(%)、半径(pixel)、しきい値(レベル) にてかかり具合を調整する事が出来ます。 5.1.4 JPEG(圧縮)設定現像パラメータとして設定するのシャープネスとは別に、現像結果の使用目的や出力形態に応じて追加的なシャープネスを加えたい場合に活用してください。 現像パラメータのシャープネスは、各コマごとに独立に設定するパラメータで、写真ごとの解像感を調整するために用います。 一方このアンシャープマスクはコマごとに設定するものではなく、使用目的や出力形態に応じて設定する各コマ共通のパラメータです。例えば、PCでの閲覧目的で縮小現像する場合に縮小によって損なわれる解像度を補ったり、印刷する場合の色のにじみを考慮してあらかじめシャープネスを追加しておきたい場合などに活用してください。 5.1.3.1 量 アンシャープマスク処理の適用量を設定します。大きくなるほど、強く処理が施されます。 5.1.3.2 半径5.1.3.3 しきい値 小さくすると、エッジの鮮明さにかかわらず輪郭が強調されます。 大きくすると、ある程度以上鮮明なエッジのみが強調されます。 このパラメータは、輪郭強調によりノイズが強調されてしまうのを防ぐ場合に使用します。 通常は、 0 でお使いいただき、ノイズが強調されすぎていると感じる場合には少しずつ大きくして解像感とノイズのバランスをとってください。 5.1.5 プレビュー 保存するファイルのイメージを確認する事ができます。プレビューの表示時にアンシャープマスクの設定やJPEG(圧縮)設定を変更した場合、その変更がプレビューに反映されるため、結果のイメージを確認しながら設定を行う事が出来ます。 5.1.6 保存設定ボタンプレビューの更新は、アンシャープマスクやJPEGの品質係数を変更すると自動的に行われます。プレビュー画像全体の更新が終わるまでには現像処理の時間を要しますが、表示倍率の変更などで画像の一部を表示している場合は部分的に現像処理が行われます。 操作モードと表示倍率の変更はコンテキストメニューから行います。プレビュー画面上で右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。 5.2 一括現像 一括現像は複数のコマを一括して現像処理する機能です。 あらかじめ現像予約されているコマ、もしくは現在選択されているコマのいずれかを一括現像の処理対象とすることができます。 ツールバーの一括現像ボタンは処理対象コマの選択状態によって自動的に切り替わります。選択コマが1つ場合はボタンは「現像予約コマの一括現像」が表示され、複数のコマが選択されている場合は「選択コマの一括現像」が表示されます。 ※メニューの[現像(D)]-[現像予約コマの一括現像]と[選択コマの一括現像]から起動することも出来ます。 ※メニューの[ファイル(F)]-[現像予約コマの一括現像]と[選択コマの一括現像]から起動することも出来ます。 【「一括現像処理」ダイアログ】 [一括現像]を起動すると、「一括現像処理」ダイアログが表示されますので、現像後のファイルを生成するフォルダ及び生成方法を指定してください。 5.2.1 現像結果保存フォルダ以下の3種類が選択可能です。 5.2.2 保存先に同一ファイル名が存在する場合の対処方法1.JPEG画像と同一のフォルダ 選択されているJPEG画像と同じフォルダに現像結果画像を保存します。 2.JPEG画像の存在するフォルダにサブフォルダを作成する※この場合、原画画像と同一のファイル名での上書き保存はできませんので、異なるファイル名で保存されるようにしてください。 選択されているJPEG画像の保存されているフォルダ内にサブフォルダを作成し、このサブフォルダに現像結果画像を保存します。 3.指定したフォルダに保存する[参照]ボタンから[処理対象Folderの選択]ダイアログを起動し、保存するフォルダを指定します。 すでに同一名のファイルが存在した場合にどうのように対処するかを、以下の3種類から選択します。 5.2.3 複数フォルダのJPEGファイルを一括現像する1.自動拡張する ベース名を拡張して異なるファイル名を自動生成します。 2.確認のダイアログを表示する指定されたフォルダ内に同一名ファイルが存在する場合に、確認のダイアログを表示します。 3.上書き保存するファイル名を決定してください。 同一ファイル名が存在する場合、上書き保存します。 4.スキップする同一ファイル名が存在する場合、保存せずにスキップします。 ここで出力されるファイルは、「9.1 現像結果保存設定」で詳細を決めることができます。本ソフトウエアでは複数フォルダにまたがって存在するJPEGデータを一括して現像処理することができます。 5.2.4 保存する画像のピクセルサイズ複数フォルダのJPEGデータを操作対象として読み込む方法として、フォルダを開く際にそのサブフォルダに存在するJPEGデータまで読み込むように指定することができます。 フォルダ内のファイルを全部読み込ませたくない場合には、読み込ませたい複数のファイルを本ソフトにドロップして読み込ませることも可能です。 また、少し高度な使い方ですが、エクスプローラの検索などの機能を使って、異なるフォルダにある複数の JPEG ファイルを同時に本ソフトにドロップして複数ファイルを同時に読み込ませることもできます。 一括現像時に保存する画像のピクセルサイズを指定して拡縮画を保存するように指定することができます。 5.2.5 低プライオリティ現像拡縮して保存する場合には、「指定する以下のサイズに内接する画像サイズで保存」をチェックして、ピクセルサイズを指定してください。 指定されたピクセルサイズに内接する画像サイズで保存されます。 特定のディスプレイなどで表示するスライドショー用の映像を生成する場合には、ディスプレイのサイズを入れます。例えば、VGA のディスプレイで表示したい場合には、640x480 と指定します。 このようにすると、一括現像された結果のファイルは、必ず 640x480 に内接する形に縮小されて保存され、スライドショー用としては表示時に拡縮せずに済む最適なサイズとなります。 【指定サイズの縦横と画像の縦横の長辺方向を一致させる】 この設定を有効にすると、拡縮する際の基準となるピクセルサイズの縦横を、拡縮対象の画像の縦横比に応じて自動的に長辺方向が一致するように90°回転して調整します。 例えばピクセルサイズに640x480を指定した場合、横長の画像に対しては640x480に内接するように拡縮サイズが計算され、縦長の画像に対しては480x640に内接するように拡縮サイズが計算されます。 一括現像時に、他のプログラムの動きを妨げたくない場合に使用します。 5.2.6 一括現像中のウインドウの最小化一括現像が始まると、図のようなプログレス(進行状態表示)ダイアログが表示されます。 このダイアログの「低プライオリティで現像処理を行う」をチェックしてください。 チェックした次のコマの現像処理からプライオリティを下げて現像処理を行い、一括現像中に同時に動作している他のプログラムを快適に使用できるようになります。 ※「プライオリティについて」もご参照ください。 一括現像時に、ウインドウを最小化したい場合に使用します。 5.2.7 アンシャープマスク一括現像中に表示されるプログレス(進行状態表示)ダイアログの最小化ボタンを押すことで、アプリケーション全体のウインドウも一緒に最小化されます。 他のプログラムを使用する場合など、ウインドウを最小化しておくと邪魔にならずに便利です。 他のプログラムを快適に使用したい場合には、さらに先の「低プライオリティ現像」と併用してください。 現像の保存時に追加的なアンシャープマスク(輪郭強調処理:シャープネス処理の一種)を行いたい場合に使用します。 5.2.8 現像処理後に現像予約マークを消さない現像パラメータのシャープネスでは、1コマ、1コマ独立にシャープネスを指示します。これは、写真毎に解像感を調整するのに便利です。 それに対して、ここで行う処理は保存時に、同時に現像保存する全てのコマに同一の効果を与えます。 つまり、現像結果の使用目的に応じて、追加的なシャープネスを加えたい場合に便利です。 例えば、PCでの閲覧目的や、WEBで使用する目的で縮小現像する場合に、縮小によって解像度が低下することによるシャープネスの低下を補ったり、プリントサービスに出す場合に、印刷での色の滲みを見越してシャープネスを追加しておきたい場合などの場合です。(詳しくは「10.1.10 シャープとアンシャープマスクの使い分けについて」をご参照ください。) 調整項目は3種類あり、量(%)、半径(pixel)、しきい値(レベル) にてかかり具合を調整する事が出来ます。 5.2.7.1 量 アンシャープマスク処理の適用量を設定します。大きくなるほど、強く処理が施されます。 5.2.7.2 半径5.2.7.3 しきい値 小さくすると、エッジの鮮明さにかかわらず輪郭が強調されます。 大きくすると、ある程度以上鮮明なエッジのみが強調されます。 このパラメータは、輪郭強調によりノイズが強調されてしまうのを防ぐ場合に使用します。 通常は、 0 でお使いいただき、ノイズが強調されすぎていると感じる場合には少しずつ大きくして解像感とノイズのバランスをとってください。 5.2.9 保存ファイル種別 5.2.10 現像結果保存設定ボタン |
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